neichan’s blog

ネイマといいます。日本人です。

『罪の声』をみて

 

どーも、ネイマです⚽️

 

 

先週お休みをいただいたので、

映画を見てきました。

 

 

あんまり映画は好きではないのですが、

めちゃめちゃ気になる作品が上映されていたので、思い切って一人で観にいくことに。

 

 

その映画は、

『罪の声』という映画。

 

 

原作は塩田武士さんの『罪の声』という作品。

 

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数々の賞を受賞しており、

週刊文春」ミステリーベスト10 2016国内部門第1位。第7回山田風太郎賞受賞。

 

 

そして、脚本が野木亜紀子さん。

この方は、逃げ恥や図書館戦争などの作品を手掛けており、ヒューマンドラマを描くのがとても上手な方です。

 

 

物語のあらすじを紹介すると、

 

グリコ森永事件をモデルとしており、

『ギンガ萬堂事件』(通称ギン萬事件)という事件の概要から始まり、小栗旬演じる阿久津英治は大日新聞の記者として働いており、すでに時効を迎えたその事件について調べることに。

 

 

そのとき、テーラーとして仕事をしていた曽根俊也(星野源)は、家の中で怪しげな手帳とカセットテープを発見する。

 

その手帳の中には、英語でメモが書いており、

『GINGA』『MANDO』との記載が。

 

そしてテープ音声を再生すると、

父親と俊也との会話の後に、当時ギン萬事件で使用された音声が流れる。

 

同時ギン萬事件には、警察などに脅迫文や、警察を嘲笑する文、音声テープなどが届けられており、

 

その音声テープには、3人の子供の声でメッセージが残されていた。

 

そのカセットテープの声は俊也のものだと気づき、俊也は罪の意識に苛まれる。

 

そして俊也は自分はなぜの事件にかかわり、

自分は何をしてしまったのかを探る。

 

 

 

触りだけ説明するとこんな感じです。

 

 

僕はこの映画の中で、

 

新聞記者という立場の難しさ、全く関係ないにもかかわらず声を使われてだがために、人生を振り回された人々の思いについて深く考える時間となりました。

 

 

僕は小説を読む上で必ず心掛けていることは、

 

『作者はなぜこのタイトルにしたのか?』

 

 

それを深く考えます。

 

 

この内容の作品なら、『テープの声は』とか、

『不幸な子供達』とかでもいいのに、

 

タイトルが『罪の声』なんですよ。

 

つまり、なんの罪もない人が、その罪を背負って生きていく、

 

罪な声であり、罪の声なんです。

 

ネタバレですが、

僕は映画の中で、俊也は自分以外の声を使われた人と出会う場面で、

 

その人から『あなたはどんな人生でした?』と尋ねられました。

 

俊也はそれまでそのカセットテープの音声について知らずに生きてきて、その出会った人は、壮絶な人生を歩んでいた。

 

そこで俊也はものすごい罪の意識に苛まれる。

 

その時に自分はこんなに何も不幸せなことはなく、のほほんと生きているけど、

 

世の中には、自分に関係ないことで人生を振り回されている人がいて、

 

そんな人たちを哀れむのではなく、精一杯生きていこうと強く感じました。

 

 

映画の内容自体ものすごく面白くて、

 

野木亜紀子さんらしい、ヒューマンドラマもあるので、ぜひ観て欲しいと思います。

 

 

年末にかけて面白い映画がたくさん上映されるので、たくさん観たいと思います。

 

んじゃあ👋