『湊かなえ』の魅力
どーも、ネイマです⚽️
今回は湊かなえさんについて書いていきたいと思います。
僕はかなりの湊かなえさんファンです。
ほぼ全部の作品を持っているくらいです。
湊かなえさんの作品はほとんどの人が知っていると思います。
多くの作品が、ドラマや映画となっています。
代表的な作品の紹介していきたいと思います。
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告白
この作品は湊かなえさんの代表作です。
多くの人がこの作品を知っていると思います。
『愛美は殺されました。しかし交通事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。』という中学校教師である森口の告白から物語は始まります。
第1章は、森口の主観で物語が進んでいきます。
帰りのホームルームで辞職することを告げ、突然変な話を始める。
自分の娘がクラスの人間によって殺されたと告げたのです。
森口は犯人の2人をA.Bと呼び、事件について話し始める。
また、愛美の父親であり、森口の婚約者である桜宮のいう男がいたが、彼はHIVに感染していた。
そして、森口が驚愕のことを彼らに告げました。
『あなた方が今日飲んだ牛乳の中に彼の爪の垢を入れておきました。
もし感染していれば、5〜10年で発症するでしょう。
あなた方の罪の重さを知りなさい。』
その後、第2章以降では犯人A.Bやクラスの委員長などの視点で描かれて、徐々に真実に迫っていきます。
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少女
この物語は主に女子高生である、敦子と由紀の2人で構成されています。
はじめに、仲のいい由紀、敦子、紫織の3人で昼食をとっているとき、紫織が急に自分の親友が自殺してから本当の死というものを知ったと告白しました。
由紀と敦子はなぜか、それが自慢のように聞こえ、『死』というものを見ていたいと思い、
由紀は『小鳩会』という読み聞かせボランティアで、敦子は特別養護老人ホーム『シルバーシャトー』という場所で、別々の形で『死』というものを探しにいきます。
この物語には多くの伏線があり、読み進めていくうちに全ての伏線が回収されていくため、読んでいてとても面白いです。
そしてこの本のキーワードは『因果応報』です。もしこれを見てこの本を読む人がそれに気をつけて読んでみると面白いと思います。
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贖罪
個人的にものすごく面白かった作品であり、是非みなさんに読んでほしい作品の一つであります。
この物語は、主に紗英、真紀、晶子、由紀の4人で構成されています。
始まりは、その4人とエミリという少女たち5人で遊んでいるときにある男が近寄って来て、
プールの換気扇の点検をしてるからだれか手伝ってくれないかと言って、エミリを指名し、連れて行きます。
そして、エミリの帰りがあまりにも遅いことから更衣室まで迎えに行くと、そこには性的暴行を受け、死体となってるエミリの姿がありました。
その後、警察が駆けつけてたが犯人が捕まらないまま、亡きエミリの誕生日を迎え、4人の少女たちはエミリの家に招待されます。
そして、母親である麻子の口からこのようにつげられます。
『あなたたちが、なんとしてでも犯人を捕まえなさい。
それができないんであれば、私が納得するような償いをしなさい。
それが終わるまで、私はあなたたちを絶対に許しません。』
そして、この4人はこの事件、そして麻子のこの言葉を機に人生が大きく変わることになります。
この作品もまた、各々の視点から描かれており、それらが明らかになっていくにつれて、事件の真相に迫るという形となっている。
その物語は少女たちが麻子への償いをする物語である。
この作品は、遠藤家、高橋家、小島家、の3つの視点から書かれている作品です。
高橋家の父親である弘之は医者、綺麗な母親である淳子、娘の比奈子、息子の慎司も礼儀正しく、まさに絵に描いたような幸せな家庭である高橋家で、弘之が淳子に後頭部を殴られ、死亡するところから物語はスタートする。
まだこの作品を読んでいないという人にこの作品をうまく伝えると、裏の裏をかかれるというのが一番いい表現方法だと思う。
そしてこの作品の引き込まれるポイントは誰にでもありえるということです。
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高校入試
『入試をぶっつぶす!』
この物語は教室の黒板にこの貼り紙を見つけるところから物語が始まり、その物語のキーワードです。
そして、当日には受験生の携帯が鳴り、足りない回答用紙、保護者の圧力、掲示板に書かれる真実。
このように事件が時間の経過とともにたくさん出てきます。
そして、なによりこの作品のすごいところは、そのスピード感です。本当に自分がその場にいるかのように感じてしまう。
登場人物と同じ感覚で事件の真相に迫っていく。
おそらくドラマで知っている人も多いと思います。
主人公の春山杏子は長澤まさみさんが演じています。
主題歌はback numberの青い春です。
ドラマも原作に忠実に作られているためとても見やすくておもろいです。
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未来
これは何も言いません。読んで笑
僕の中では一番おもしろかった作品です。
そして周りからの評価もずば抜けて高い作品です。
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まとめ
いかがだったでしょうか
物語のさわりだけ書いただけにこの先の展開がはやく知りたい方も多いと思います。
僕が思う湊かなえさんの魅力とは、
誰の身にも起きそうであり、本人と他人の感情や真実の行き違いがとても上手く表現されていることです。
夜行観覧車や少女を例に挙げると、自分の親が何か犯罪や事件を起こしたとき、本人は何もしてないにもかかわらず、周りから誹謗中傷を浴びることがある。
これは誰にでも起こりうることであり、このようなことは理不尽でもあるのにこれが一般的になっている。
また、湊かなえさんの手法として、登場人物の視点で物語が進んでいくのも読んでいてとても面白い。
登場人物の視点で見ることで相手にはわからない本質に迫ることができる。
例えば、Aさんが顔に怪我をしており、周りの人には、階段でコケたって言った場合
周りの人は、『どんくさ〜』って思うかもしれないが、
実はその傷は親からの虐待であるなど、本人しかわからないようなことがどんどん浮き彫りになっていく感じが私はとても大好きだ。
そしてそれがスピード感を失わないのがすごい。
このように湊かなえさんの魅力を語るとなると枚挙にいとまがないため、このくらいで抑えるが、これで湊かなえさんの魅力は伝えられたと思います。
それぞれ好きな作家さんがいて、それぞれが良さを持っているため、強制するつもりはない。
ただ、誰かがこれを見て読むきっかけになってくれたら嬉しいなって思います。
んじゃあ👋