neichan’s blog

ネイマといいます。日本人です。

7つの習慣〜キツい、しんどいって思っている人へ

 

どーも、ネイマです⚽️

 

 

今日、久しぶりに『7つの習慣』を再読しました。

 

 

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経営者が思う、読んだ方がいいランキングの常にTOP3に入る本です。

 

 

聞いたことあるけど、読んだことない人が多い本です。

 

はっきり言って、その習慣を全てマスターすれば、日本の中でTOP500の人材になれると思います。

 

これから時間あるときにちまちま書いていこうと思ってます。

 

内容がっつり引用するので、読みたい人は買ってください。

 

 

『自分の最高の望みを達成し、最大の困難を克服したいならば、自分が求める結果を支配している原則や事前の法則を知り、それを適用する』このことが私が最も興味深い教訓である。    スティーブン・コビィー

 

こんな文章から始まる内容です。

 

 

 

簡単に言えば、

達成したい目的があるなら、それをどうやったら解決できるか原則を知ろうねー!っていうことですね。

 

 

第1の習慣 主体的である

 

 

あなたは主体的な人ですか?

 

この質問に関しては『はい』とはっきり答えられる人は少ないと思います。

 

では、あなたは客観的な見方ができますか?

 

 

こう質問すると、多く人は『はい』と答えます。

 

しかし、スティーブン先生はこう言ってます。

 

私たちは無意識に自分なりの見方で他者の行動を眺め、自分は客観的だと思い込んでいるにすぎない。

 

あなたは自分はどういう人間だと思いますか?

 

という質問の答えと、

 

 

彼女はあなたのことをどう思っていると思いますか?

 

友人はあなたをどういう人間だと思っていると思いますか?

 

 

この答えが違う人は、客観的に自分という人間を見つめていない人です。

 

僕も当てはまります。

 

 

人間が元々持っている能力は、

『自覚』という能力です。

これは他の動物は持っていません。

 

 

 

だから、セルフパラダイム(自分に対する見方)をつけることによって、客観性を身につけられるということだ。

 

上記の通り、人は自分というフィルターを通して相手を見ている。

 

『君はいつも時間に遅れる』

『お前はどうして部屋の片付けができないんだ』

『あなたって芸術家肌ね。』

『君はこんな簡単なことも理解できないのか』

 

こんな言葉は、相手がどういう人間かを客観的に述べているだけではなく、

自分の関心ごとは人格的な弱さを通じて相手を見ているということだ。

 

 

また、自分を客観視した後に大事になることが、『選択』ということだ。

 

 

選択とは、刺激と反応の間にある。

 

 

簡単な例を挙げると、

 

スマホの着信が鳴った。

 

これに対する反応は、取るということだ。

 

 

しかし、この間には、

"取る"という選択と、

"取らない"という選択がある。

 

つまり、電話を取るということは、

"取る"という選択をした反応なのである。

刺激⇒選択⇒反応

 

 

そのため、人間の可能性を引き出すのは、

刺激と反応の間にある、選択なのだ。

 

 

タイトルの主体性とは、

自発的に率先して行動することだけではない。

自分の人生の責任を引き受けることも意味する。

 

そして、私たちの行動は、周りの状況ではなく、

自分自身の決定と選択の結果である。

 

 

以前も書いているが、

責任とは、英語でレスポンシビリティという。

 

レスポンスは反応。

アビリティは能力である。

 

主体性のある人は、

自分の行動に責任を持ち、状況や条件付けの際にはしない。

 

自分の行動は、状況から生まれる一時的な感情の結果ではなく、

 

価値観に基づいた自分自身の選択の結果である。

 

 

したがって、人生が条件付けや状況で支配されているとしたら、それは意識的にせよ無意識的にせよ、支配されることを自らが選択したからに過ぎない。

 

 

主体的な人の反対は、反応的な人と呼んでいます。

 

彼らの言葉の裏にあるのは、責任の転嫁です。

自分には責任がない、自分の反応を選ぶことはできないということを言う。

 

例が記載されております。

大学で教えていた頃のことである。

一人の学生が『授業を休んで構いませんか?テニスの合宿があるので』と言ってきた。

 

『いかなければいけないのか、それとも行くことを選んでいるのか、どちらだね?』私は聞いた。

 

『実は行かなくちゃいけないんです。』

 

『いかなければどうなるんだい?』

 

『チームから外されます。』

 

『そうなることについてどう思う?』

 

『嫌です。』

 

『つまり、チームから外されないという結果が欲しいから、行くことを選ぶわけだ。では、授業に出なかったらどうなる?』

 

『わかりません。』

 

『よく考えてみなさい。授業に出なかった場合の自然な結果はなんだね。』

 

『先生は落第点はつけたりしませんよね。』

 

『それは社会的な結果だ。他人がもたらすものだ。テニスチームに参加しなければ、プレーができない。それは自然な結果だ。授業に出なかった場合の自然な結果は?』

 

『学ぶ機会を失うことでしょうか。』

 

『そうだ。だからその結果と他の結果を比べて、選択しなさい。私だったらテニスの合宿に行くことを選択するだろうね。しかし、何かをしなければならない、などという言い方はしないで欲しい。』

 

『では、テニスの合宿に行くことを選択します。』

 

 

 

そのように被害者意識が増していき、感情のコントロールができず、他人によって左右されると思い込んでしまう。

 

 

実は鬱病も自らの選択でなると実証されている。

 

つまり、全ては自らの選択である。

 

僕がよく言われていることが、

 

問題は問題ではない。

起きた事象を問題だと思い込むことが問題なのだ。

 

 

そして、

今やるべきこととは、

将来の自分があの時やっててよかったと感謝されることだ。

 

結局全ては自分。

 

相手は変えられない。

自分が変わることで相手も変わる。

 

そうすることができる人が主体性のある人だと考えます。

 

 

こんな感じで、自分の意見と混ぜて記載致しました。

 

これからも時間あるときにちまちま書いていきます!

 

 

んじゃあ👋

 

 

最終章 家族愛を届けたい

 

『今日は、この会場に母が来てくれてます。』

 

 

パチパチ👏👏👏

 

 

壮大だ。

400人もの人が盛大に拍手をしてくれている。

 

 

 

この数ヶ月、なにを話せば良いか。

毎日夢の中でも考えていた。

 

夢の話、若者で日本を盛り上げようという話し。

誰も本心だったが、結局、母親の話を中心にした。

 

 

 

思ったよりも照れ臭いものだ。

 

 

 

成人を迎えて人生で初めて母親にあった。

テレビなどではよくある感動の再会!とはならなかった。

 

 

どう呼んでいいか、どういう接し方をすれば良いか分からなかった。

 

 

しかし、対面して感じた。

 

 

母親の方が、どうして良いか分かっていない。

 

まさか息子から会いたいと言われるとは思っていなかっただろう。

 

どんな経緯があって、母親と離れ離れになったからは大体聞いてる。

 

 

僕が聞きたいことはただ一つ。

 

 

僕のこと、愛していてくれた?

 

 

------------------------

 

『母さん、今日は来てくれてありがとう。』

 

 

 

『そして、僕を産んでくれてありがとう。』

 

 

 

 

『初め、"会いたい"って父さんに言って、

その後、実際に会えることになったとき、、』

 

 

 

『、、正直、怖かった。』

 

 

 

 

『母さんは本当は僕に会いたくないんじゃないか。そもそも来てくれないんじゃないか。』

 

 

『いろんな思いが駆け巡りました。』

 

 

『そして僕は、一番聞きたかったことをその場で聞きました。』

 

 

 

『。。、母さん、僕のこと愛してくれてる?』

 

 

 

『その時、母親は涙を流しながら、嗚咽が止まらない声で精一杯届けてくれました。』

 

 

『ぁぁいしてるよぉ。』

 

 

『僕は人生でこれほど嬉しい瞬間はありませんでした。』

 

 

『だからこそ、ぼくは多くの人に届けたい!』

 

 

 

『夢、目標を持って生きよう!諦めなければ夢は叶うから!』

 

『僕はあの時、行動しなければ、ただ縮こまって、被害者面した若者になってました。』

 

『ただ、あの時ちょっとしたきっかけ、想いで行動した結果、いまこうしてここで話ができている。』

 

 

『僕は胸を張って言える。』

 

 

 

『間違いなく、今が一番幸せだ!』

 

 

 

 

『僕はこれからも発信していく。

夢を持って生きよう!

人生は楽しいことしか起きない!

諦めなければ夢は叶う!』

 

 

『これからどんなことがあっても、僕は発信し続けます。共に日本を元気にしましょう!』

 

 

『本日はお越しいただきまして、ありがとうございます!!!!』

 

 

 

 

パチパチ👏👏👏👏

 

 

 

 

終わった。全て出し切った。

本当にやってよかった。

感謝の気持ちが止めどなく溢れてくる。

 

 

正直本当にキツかった。

 

 

700人はいるキャパで、残り2週間で70人しか集まらなかった。

 

いろんなセミナーなどへ赴き、何度も頭を下げた。

 

 

涙ながらに『きでください!!』と言ったこともある。

 

 

実際700人のキャパに対して400人集まった。

 

 

正直悔しい。

 

 

 

だけどこれからだ。

400人には届けた。

 

その400人から始まるのだ。

 

 

僕はこれからも発信し続ける。

 

夢を持てというと、恥ずかしいやバカじゃないかなどと言われる。

 

 

そんな時決まって言うことがある。

 

 

『いいじゃないか夢を持って!その方が楽しい!』

 

 

『頭っから諦めてたらなにも叶わないよ!』

 

 

 

『昔はボタンがあったら押してみたかったんだよ。箱があったら開けてみたかったんだよ。

興味があったんだよ。』

 

 

 

『興味がないと楽しくない。だからこそ興味が楽しいになって、楽しいからできることが増えていき、それから目標ができ、それをクリアしようと必死に努力する。』

 

 

 

『その延長線上が夢だ。』

 

 

『だからこそ、夢を持つことのスタートは興味だ、』

 

 

 

『世の中、興味があれば全てが楽しくなる。』

 

 

『だからこそ、みんな夢を持とう!』

 

『そして楽しい人生を送ろう!』

 

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これは僕の友人、荻原空くんの物語です。

 

 

 

彼はこれから作家デビューします。

 

 

 

年は僕と同じ、25歳。

 

 

自分と同い年で、本を全国出版するということはどれだけすごいか。

 

 

いまいちピンときていません。

 

 

だけど、これだけは言える。

 

 

 

恐ろしいほど努力してる。

 

 

僕は彼の一友人として、心から尊敬しています。

 

 

ちょっとこいつぶっ飛びすぎだなって思う時もあります笑笑

 

 

 

 

彼はその本の出版するためにクラウドファンディングをしてます、

 

 

だけど僕は彼のことを知らなくても支援したでしょう。

 

 

 

同年代でめっちゃ頑張ってる人は応援したい。

 

 

 

 

スポーツ選手と同じです。

 

 

 

死ぬほど頑張ってる人には支援してあげたい。

 

 

夢を叶えさせてあげたい。

 

 

自分が飲みに行くの1回断れば、支援は可能です。

 

 

 

自分のためではなく、人のためにお金を使いませんか。

 

 

 

必ず帰ってきます。

 

 

あなたが支援することで、このプロジェクトが動くかもしれない。

 

 

このプロジェクトのおかげで、自殺する人が一人でも減ったら、世の中は少し平和になるかもしれない。

 

 

悲しむ人が減るかもしれない。

 

 

もしも、少しでも共感してくれたら、

支援してあげてほしいです。

 

 

 

あなたの行動で救われる人がいます。

 

 

是非よろしくお願い致します。

 

 

https://camp-fire.jp/projects/view/434340

最低賃金上がる。意味わからん。

どーも、ネイマです⚽️

 

 

 

最低賃金が上がるとの話がありますが、

 

謎ですね。

 

 

 

そもそも、時給で働くということが理解できないですね。

 

 

 

てか、そもそも能力がない人に金払い過ぎなんだよ。

 

 

僕の前の会社の給料(手取り)を、時給で割ると、700円を切ります。

 

 

そのくらい仕事をしてた。

 

 

でもその時から僕はなにも感じてなかった。

 

 

 

給与も辞めてから知ったし、金を使う時間すらなかった。

 

 

 

だからなにも感じない。

 

 

 

自分は時給で働いているとは思っていなかった。

だから、残業も普通。

 

 

むしろ能力がなくて残業してるのに、それに残業代を求めること自体が謎。

 

 

能力があれば早く帰る。

 

能力がないから残ってやる。

そうして能力をつける。

 

 

負荷をかけないと筋肉がつかないのと一緒で、

仕事も負荷をかけないと伸びていかない。

 

 

そして、仕事が辛いということは、

 

 

仕事にワクワクしていないから。

 

 

 

どんなことがあっても成し遂げるって決めてる目標がないから。

 

 

大きな成長を求められば、それだけ大きな負荷がかかる。

 

 

逆にいま、なにも辛くもなく、気合もいれずに、そのまま過ごしているようであれば、

 

それは成長していないということ。

 

 

一回死ぬくらいが努力。

 

ラファエルが言ってた言葉です。

 

 

 

 

まあ時給とか言ってる時点でバカみたいな話だし、能力ない奴に給料を払う必要が分からんという話でした。

 

 

 

たまたま時間があったから物申してみました。

 

 

んじゃあ👋

 

 

 

 

 

 

 

第三章 無礼からの実現

 

僕の人生を変えた人。

大嶋圭介さんだ。

 

 

この出会いから、400人の前で講演会を行い、

自分で書いた本を全国出版するとは、夢にも思わなかった。

 

 

『よおぉ!そらっ!元気そうだな!!』

 

 

『はい!元気です!』

 

 

この上なく普通の返しをしてしまったと後悔したが、そんなことはこの人の笑顔の前では帳消しになる。

 

『大嶋さんもお元気そうですね!』

『本日はお時間を頂戴いただき、ありがとうございます!』

 

 

就職活動の挨拶のような姿勢で話してしまうのが、自分の悪いところだ。

 

ただ野球部という社会にいた自分はこういう接し方しか知らない。

 

 

『んな硬いこというなよぉ!てゆうか、今日すごい人だね!あれかヨサコイソーラン祭りってやつでしょ!行く前に調べたけどここまですごいとな思わなかったよ!』

 

 

この人には常に笑顔だ。

というより、笑顔以外の表情が思い浮かばない。

 

そのくらい活力があり、生き生きし、若々しい。

 

 

大嶋さんが横にいる。それだけで現実では無いような気分になる。

あの時の自分はもやは自分では無い。

彼に心からお礼を言いたい。

よくやったと。

 

 

 

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『人間の脳はいまある力の3万倍能力があるそうです!』

 

『だからね、できないことなんて無いんですよ!!』

 

『いま自分がやりたいこと、叶えたいことはなに?』

 

『みんなで大きな声で口に出してみよう!』

 

『せーの!』

 

 

『○△✖️⭐︎△⭐︎〜』

 

会場全体が震えるようにそれぞれの思いが響いた。

 

 

 

『はい!拍手ー!!👏 せーの、いいね👍』

 

 

これが毎回のお約束。

なぜかこれだけでマリオで言うスター状態になった気がする。

 

 

目の前で起きたことなど、大したことなんてないと思えてしまう。

 

 

『みんな、いま自分がやってることに鼻血出しながらやってるうぅ??』

 

 

『僕はね、毎日出まくりだよ!!』

『僕もともとメンタル豆腐だったの。だからね、誰よりもメンタルの勉強をして、いろんな人にまだできるよ!未来は明るいよ!って伝えてます!』

 

『みんなもなんでもできる力があるから、全力でやってみよう!!』

 

 

この時僕はいわゆるパラダイムシフトが起きた。

 

 

自分の中での大人とは、

 

毎日スーツを着て、電車に揺られながら会社へ行き、上司に叱られ、くたくたの状態で家に帰り、飯を食い、風呂に入り、ゴロゴロする。

 

そしてまた仕事へ行く。

 

 

ほとんどロボットと変わらない生活をしている生き物だった。

 

 

しかしいま目の前で話している人は違う。

明らかにオーラが違う。

身に纏っている雰囲気が違う。

 

プラスのエネルギーが半端じゃ無い。

 

 

この人の周りには、マイナスの雰囲気を持つ人は集まらないだろう。

 

 

そしてこの人を嫌いと言う人は間違いなくいない。

 

人に好かれようと生きてきたわけでは無いが、

嫌われることを恐れて生きてきた。

 

なんとなく周りに流れていたし、その方が楽だった。

 

 

だけど、いま自分の中で明らかに何かが変わろうとしている。

 

 

この人に近付きたい。

 

 

この人からもっと学びたい。

 

 

その想いだけだった。

 

 

 

 

講演会が終わると、サイン会に会場にいたほぼ全員が並んだ。

 

 

その中で自分はあえて一番後ろに並んだ。

 

お盆の高速道路の渋滞のようなものが少しずつ流れていき、自分の番になった。

 

 

『本日はありがとうございました!』

 

 

『うん!!!こちらこそきてくれてありがとうね!!お名前は?』

 

 

『空です!』

 

『おお!いい名前だ!思いっきり羽ばたいてやれ!』

 

『はい!ありがとうございます!!!』

 

 

 

『…あの、、すみません。』

 

 

 

 

 

 

『今度僕と一緒に講演会を開いてくれませんか?宜しくお願い致します。』

 

 

 

心臓が飛び出そうだった。いま思えばなぜあの時あの言葉が言えたのだろう。

 

 

恐ろしく失礼な話だ。

 

 

相手はプロ野球のメンタルコーチをやるような人だ。

実績、経験もなにも無い自分と一緒にやってくれるわけもない。

 

 

そもそも、僕は人前で話したことはほとんどない。

 

 

 

『わかった!やろう!』

 

 

 

 

『え、』

 

 

 

自分が頼んだにもかかわらず、了承いただけたことが意外過ぎて言葉が出なかった。

 

 

 

 

『おい!そら!!なにぼーとしてるんだ?!』

 

 

 

『ぇあ、すみません。ちょっと前のことを考えてました。』

 

 

『なんだよ!それ!いいことだけど今を生きようぜ!!もう楽しいことしか無いんだから!』

 

『そうですね!僕もいつのまにかその考えになってます!』

 

『いいね!!👍』

 

『ところで、もう1ヶ月後の講演会では、なにを話すんだ?!』

 

 

そう。もう1ヶ月後に迫った講演会。

そこでは自分と大嶋さんとの二部構成になっている。

 

大嶋さんが80分。自分が20分。

 

短いようで恐ろしく長い。

スピーチというのは、5分でも長い。

 

言葉が繋がらず、伝えたいことが伝えられない苦しみは学生時代痛いほど味わってきた。

 

『自分は、ものすごく個人的なことですが、』

 

 

『母のことを話したいと思ってます、』

 

 

『それがいいことか分かりませんが、

 

自分が世の中に訴えることができることは、母のことしか無いと思います。』

 

 

『ダメでしょうか。』

 

 

『んなわけあるかい!!』

大嶋さんが、僕の背中を強く叩いた。

 

そして、左腕を僕の左肩に乗っけて、こう言った。

 

 

『空にしか伝えられないことが絶対ある。

 

世の中とか、世間とか関係ない。』

 

『目の前の人になにを伝えたいか。』

 

『自分にとって一番大事なものをそのまま伝えるだけで大丈夫!後は想いだけだ!』

 

 

この人はなんて暖かいのだろう。

 

 

 

『ありがとうございます!』

 

 

『精一杯届けます。』

 

 

 

この出会いから、400人の前で講演会を行い、

自分で書いた本を全国出版するとは、夢にも思わなかった。

 

 

 

https://camp-fire.jp/projects/view/434340

 

第二章 空が晴れるまで

 

6月の札幌は『初夏』という言葉が最適だ。

暑くもなく、寒くもなく、ただ気まぐれに振れ幅ある。そのため暑い日もあれば、寒い日もある。

 

 

 

つまり、中途半端な気候だ。

 

 

 

劇団四季を通り過ぎたあと、左前にテレビ塔が視界に入ったとき、同時に騒音が耳に入った。

 

なんだろう。

今日は外人が多いとは思っていたが、ここまで来ると人の量が半端じゃない。

テレビ塔の前は通行止めになっており、警備員が真っ黒なクラウンを運転している金の短髪の兄ちゃんを説得している。

 

黒の車は一番汚れる。

実は車はグレーなどが一番汚れない。

というより汚れが目立たない。

 

北海道は特に雪や虫が多く、車は汚れやすい。

黒い車をあそこまでピカピカに手入れしているということは、あの人は相当お金を持っている。というより、時間を持っている人だと感心している自分がいる。

 

 

 

あ、よさこいだ。

 

 

 

 

 

遠くに映るカラフルな装いですぐにわかる。

札幌に住んでいれば、ほぼ全員が認知している祭りだ。

 

そんなにメジャーなスポーツや行事ではないと思うが、恐ろしく人が集まることは知っている。

 

札幌市も半端じゃない数の苦情が寄せられているらしい。

 

もっとも、こんな300メートルも先にいる人間に聞こえているというのとは、近所で行われていたら、うるさくてしょうがない。

さらに通行止めを多く、ビジネスマンからしたら、人が多く、車も使えないとなると、邪魔以外の何者でもない。

 

しかし、それを押し切ってでもやる理由があるのだ。

 

 

 

 

 

 

それが金だ。

 

 

 

 

 

 

 

これだけ人が集まれば、イベントとしても注目される。

 

さらにそれを観に、海外からも人が来る。

テレビ放送もあり、すでに一大イベントとなっている。

 

 

この最も人が集まり、多くの苦情が来てでもやる理由はそれだ。

 

 

 

 

結局金か。。

 

 

 

 

 

そういえば、ネイマも言ってたな。

 

よさこいってめっちゃ面白いものでさ。

1年間かけて、1曲作るんだよ。

それを最後の2ヶ月とかは毎日10時間くらいかけて形にしていくんだ。

 

なんかスポーツだって感じるよ。

だって、甲子園目指す高校球児となにも変わらないよ。

1年間、いや、3年間死ぬほど努力して、上を目指すんだ。

お金が入るわけでもないし、時間もお金もめっちゃ費やすけど、この会場にくれば、

 

あーやってよかった。とか、

 

もっと出来た。とかいろいろ考えるんだよ。

 

 

最も難しいのは、審査の基準だよ。

 

 

明確な定義がない。心躍らせる演舞とか言われてるけど、正直どうだか分からんよ。

 

 

だって、テレビ放送もあって、こんだけ人が集まるイベントだよ。そりゃあー有名なチームが勝ち上がれば、それだけ人が集まるだろ?

 

紅白と同じだよ。

今年売れた人とかではなく、演歌の人とか毎年出ている人とかをキャスティングするだろ?

 

もちろん、色んな世代が楽しめるように。というコンセプトがあるのはわかるけど、明らかにそのグループ、今年活躍してないよね?って人も出るじゃん。

 

 

よさこいもそんなもんよ。

 

 

大人が決めるものは、すべてに理由がある。

俺らはそれを覆る瞬間が見たくてやっている部分もあるんだ。

たぶん出来ないと分かっているけど、やってやりたい。って気持ちが前に出ちゃうんだろうな。

 

 

 

 

懐かしいな。

俺もあいつの言葉に恐ろしく同情した。

 

 

 

俺は野球に命を懸けていた。

言葉の通り、本当に命を懸けていた

 

 

 

 

それが自分の実力以外で叶わなくなる辛さを誰よりも知っている。

 

 

 

人間は、自分の中心にあるものを失った瞬間に、本当に一度死んだようになる。

 

 

一度であればいい。思ったよりそれが長いのだ。

 

 

 

待ち合わせは分かりやすいように、テレビ塔前と言ったが、近くに来ると想像よりも大きいものだ。

 

また、前とはどこを指すのだろうか。

テレビ塔内の案内所の前か、少し先にある、ベンチか。

迷った末に、テレビ塔の4本足の2丁目側の南側の足付近にある、自販機の前で待つことにした。

 

 

 

 

 

『俺はね。

毎年、札幌から釧路に帰ってから、1週間はなにも出来なくなるんだ。』

 

 

『頭の中では分かってるんだ。

落ち込んでる暇があったら練習しろっ!ってね。

でもね。落ち込んでいるわけじゃ無いんだよ。』

 

『自分の全てを捧げたものが打ち砕かれたあとは、何をすればいいか分からないんだ。』

 

『なにを食べたいか、誰といたいか、なにを目的に生きていけばいいか。』

 

 

『全てわからなくなるんだ。』

 

『幸い、俺にはまた来年があるって、どっかで吹っ切れるけど。』

 

 

『それが無い人は、なにで埋められるんだろうな。』

 

 

 

 

君が言っていたことは、本当だよ、ネイマ。

 

 

本当になにをすれば良いか分からなくなる。

 

 

 

俺は本当になにをすればいいか分からなかった。

 

 

 

大人という生き物全部が嫌いになった。

他人を信じることが恐ろしくなった。

自分に対する自信もなくなった。

 

 

その後、その埋め合わせをするかのように、

ギャンブルはハマっていった。

 

 

特にやりたいとか、勝つために!とかそんな気持ちはなかった。

 

 

ただ、一瞬でも感情が動くことをしたかっただけなのだ。

 

少しでも、なにも考えずに時間を過ぎたかった

だけなのだ。

 

 

 

 

そう。この人に逢うまでは。

 

 

 

『よおぉ!そらっ!元気そうだな!!』

 

 

彼が僕の人生のみちしるべ。

大嶋圭介さんだ。

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

第一章 シンソウの想い

 

『父さん、お願いがある!』

 

 

 

 

『俺、母さんに会ってみたい!』

 

 

 

 

1月の札幌は雪が降りしきり、ほうじ茶味の のかき氷色に染まった雪を沿道に浴びせながら車が通り過ぎていく季節。

 

空は広いコンサートホールの一席に座りながら、一点を眺めていた。見たこともない、いわゆる係長の様な風貌の男性がマイクを通じて、感情のこもっていない言葉を発している。

なんと言っているかはわからないが、特に聞き入る必要のない言葉であることは確かだ。

 

 

『皆様のますますの成長を祈念し、祝辞とさせていただきます。』

 

 

パチパチ👏

会場が愛想笑いに近い拍手をし、

係長風の男性は降段した。

 

 

 

『父さん、お願いがある!』

『俺、母さんに会ってみたい!』

 

 

成人式当日の朝にそう伝えた。

 

両親に離婚し

意識が芽生えた頃から母親はいなかった。

父親は愛情を目一杯注いで育ててくれた。

 

 

特に不幸などを感じることは無かった。

無い物は不幸とは感じない。

元々あったものが無くなるから不幸と感じるのだろう。

 

 

 

ただ、常に心の中には一つの問いかけが残っていた。

 

 

 

 

母さんは、僕を愛していてくれたのだろうか。

 

 

 

 

『そぉーらくーーん!!!』

ドカッ!

スピーチが終わり、会場を出てロビーへ向かい、歩いていたところ、後ろから筋肉質な腕で首を締め付けられた。

 

『ったく、だれ

おお!ハタじゃん!山下も!』

勢いよく腕を解き、後ろを振り返ると高校の部活仲間がいた。

 

ビッタビタサイズのリクルートスーツを着た畠山がニヤニヤしながらこっちを見ている。

 

身長180cm体重90kgの巨体でありながら、100m走が12秒台という運動神経抜群というのだから、世の中見た目で判断してはいけないと強く感じた4年前を思い出す。

 

『うぃ!そら!元気してたか?』

 

『当たり前でしょ!ハタ達も元気そうだね!』

 

『いつも通りだ!元気じゃない方がレアって感じよ笑』

 

小柄な山下は屈託の無い笑顔で応じる。

山下は常に笑顔の絶えない男だった。

秀才で運動神経も良く、男女問わず人気だった。

決してイケメンという部類ではないが、彼を嫌っている人は聞いたことがないほど、みんなから愛された存在であった。

 

 

『そうだ!そら!この後、太田達も含めて飲み会やるけど来ない?』

 

 

特に予定はない。

正直、懐かしいメンバーと会うのは楽しいだろうし、こんな機会はそうそうないことだと知っている。

 

 

ただ、

 

 

 

母に会いたい。

 

 

 

20年間温めてきた想いを口に出したことで、

エネルギーを使い果たしてしまった。

なぜ会いたいのか。なぜこのタイミングなのか。

 

言葉で表現するのは難しいが、今しかなかない。そう直感した。

 

 

それを父にどう伝えようか。

悩みとは別の想いを抱えながら、

父に届けた。

 

 

 

悩んだ末に泣きながら伝えた

 

 

 

届ける想いが強すぎたから、支離滅裂な部分も多かったことだろう。

理由として成立していないこともたくさんあっだだろう。

 

 

ただ父は、真っ直ぐ目を見て受け取ってくれた。

 

 

そして、

 

『分かった。』と一言呟いた。

 

 

鼻水と涙が合わさって、グチャグチャの顔が、さらにその一言で激しさを増した。

 

 

酸欠で頭がフラフラする。

 

 

やっと母さんに会える。

 

 

20年間求めていた母に会える。

 

 

 

嬉しさが爆発した

 

 

 

と同時にとてつもない不安や戸惑いが襲った。

 

 

 

 

 

 

 

母さん、僕を愛していてくれた?

 

 

 

 

 

 

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仕事の本当の意味

 

どーも、ネイマです。⚽️

 

 

最近感じたこと。

 

 

仕事の本質とは。

 

 

 

それを考えるに当たって大事なことは、

 

 

 

目的を考えること。

 

 

 

販売者において大事なことは、

 

売上を伸ばすことではない。

多くのお客様に喜んでいただくこと。

 

 

 

営業に大事なことは、

 

契約を取ることではない。

相手と共に会社をより良くすること。

ひいては、社会全体をより良くすること。

 

 

医者に大事なことは、

 

患者に長生きしてもらうことではない。

その家族や周りの人とより良い思い出を作ってあげる機会を作ること。

 

 

 

プロ野球選手に大事なことは、

 

試合に勝つことではない。

観ている人の心を熱くさせること。

夢を見せてあげることだ。

 

 

 

目的が変われば目標が変わる。

目標が変われば行動が変わる。

行動が変われば結果が変わる。

結果が変われば評価も変わり、

自分の周りが変わる。

 

 

 

8:00に集合で7:30に家を出たとする。

 

目的地までは徒歩30分。

 

 

こんなときどうするだろうか。

 

友達との待ち合わせであれば、

おそらくいつもどおり歩いただろう。

 

先輩との約束であれば、7:55までには着くように歩くだろう。

 

取引先との大事な会議であれば、15分前に着くように走るだろう。

またはタクシーを使う。

 

つまり、8:00に集合という事実は変わらないが、目的によって、行動や心境が変化する。

 

つまり、焦りとは目的地やゴールを先に見据えているからこそ起こるものである。

 

逆に今の状況に焦っていないということは、目的地までの距離が短い、または考えていないということだ。

 

 

新卒の人間など、大きくは変わらない。

 

スタートは同じでも、目標や目的によって、その後の結果が大きく変わるのだ。

 

 

積木を重ねる上で大切なことは、一番下の土台がしっかりしていること。

 

 

釘を打つときは、最初が真っ直ぐ入っているかが最も重要。

 

 

 

毎日の仕事を"こなす"ようにしていると、

辛くなる。

 

自分という存在価値を疑ってしまう。

 

自分の仕事が、社会や人のため

わかりやすく言えば、目の前の人の家族が、一回でも家族で外食できるように、自分が本気で努力する。

 

 

僕が本当に辛くなったときは、

売上を死ぬほど本気であげて、

仕事仲間の子供にゲーム1つでも買ってあげられるように。

 

取引先の家族、そうして広げていくことで社会全体になる。

 

 

 

全ては自分の選択。

 

 

 

世の中は全て選択で出来ている。

 

 

自分はどうなりたいか。

そのためにどんな選択をするか。

そして仕事の本質を理解する。

 

 

 

僕の人生の参考書の『羊と鋼の森』では、このように表現しております。

 

お客さんが求めているのは、440ヘルツじゃない。美しい『ラ』なんだ。

※ピアノの調律は、『ラ』を440ヘルツに合わせることが基準とされている。

 

 

仕事の本質を理解すること。

つまり自分が仕事をする意味を深く考えよう。

 

 

んじゃあ、👋