姉と僕の姉弟喧嘩
どーも、ネイマです⚽️
この前、実家で姉と議論になったことについて話します。
世界で一番波長の合わない人間であり、僕と性格も考え方も真反対で、いっつも議論、というか喧嘩ですね。になります。
そこで出た話なのですが、僕は古本屋で7冊ほど買ってきたときに、姉から
姉『本好きなら、本屋で買ってきなよ。
じゃないと作者の収入にならないんだよ。』
これだから知識のない人間は…笑
まず、作家さんの収入について。
本を書いて入る収入は印税がほとんどです。
印税は、発行部数と実売部数という2つの方法があって、ほとんどが発行部数でカウントされる。
つまり、売れた数ではなく、剃った数なのだ。
そして、僕が買ったのが古本で売っている本だ。
つまり、もうほとんど発行が終わっている作品だ。
近くの書店で買ったところで、店は増冊などせず、売れたなーくらいしか思わない。
つまり、本屋で1000円出して買っても本屋が喜ぶだけで、作者にいくお金はほとんどない。
なら、古本屋で100円で買ったほうが世の中のためになる。
紙の無駄遣いにならないし、何よりその本がとてつもなく面白かったら、次その作者の本はハードカバーでも買うだろう。
そして、そうやって作者の認知度が上がれば、作者は有名になり、収入も増えるだろう。
僕は本来する値段より安く欲しい本を買える。
古本屋はお客さんが要らなくなった本を安く買取り、それより高い値段であることで収益が発生する。
作者は多くの人に読んでもらうことで、認知度が上がり、次作への注目が集まる。
または、注目が高まると講演会やサイン会、トークショーなども行われるかもしれない。
もうわかるだろう。
本来作者にはお金が入らない活動が結果的に作者の利益を上げる仕組みになっている。
これはクレジットカードの仕組みに似ている。
この仕組みを最もうまく使っているのが、キングコングの西野亮廣さんだと思う。
あの人はやっぱりすごい。全てに関心を持って、それについてとことん研究している。
この仕組みを全て理解した上で僕は姉にこう言った。
俺『別に、作者に金が入ろうが関係ない。
俺の目的はその本を読むことだから、安く買った。』
姉『あっそ。』
おそらく姉の中では
『本を読む』という目的が
『新しい本を買うことによって、作家という職業を応援する。』ということに変換されていた。
この姉の考えはアイドルファンに似ている。
アイドルの曲を聴きたければ、レンタルショップで借りてくればいい。
しかしファンは、彼女たちを応援するという行為をしたいため、CDを買う。
僕はあくまで曲を聴きたいため、買う必要はない。
国語科の教員であり、誰よりも文章の中に潜んでいる作者の目的というものを意識しているのに、実生活に全く活かされていない。
この、目的を知るという行為はすべてに生きてくる。
例えば就活だ。
面接官『あなたは我社のどのようなところに興味を持ちましたか?』
この質問は、単純に何に興味があるかだけではなく、この人は我社のことをしっかり調べているか。他社のこともしっかり調べているか。
つまり、この就活にどれだけ時間を割いてきたかを知りたいのである。
それを知っているだけでどのように答えればいいかがわかる。
テストにおいて、問題文の意味が理解できないほど致命的なことはない。
この目的を考えるという行為をするだけで有利に立つことが出来る。
今回は兄弟喧嘩の話から発展した話をしていきました。
これ以外にもちょいちょいあるので、今度書きます。
んじゃあ、👋